本音をもっと出そう!


◆本音と潜在意識の関係

本音とは潜在意識からのメッセージその物です。
何か判断をしなければならない時、または選ばなければならない時に頭をよぎるのが本音であり潜在意識です。
潜在意識、とかくととても特別なものに見えるかもしれません。
しかし、「本音」と書くとどうでしょうか?

例えば会社で。
ある会社で、その日はトラブルが重なり非常に業務が多くなりかなり遅くまで残る必要が出てきました。
そんな時あなたは上司から残業を頼まれました。そんな時にどう答えますか?

「はい、わかりました(残業なんてしたくないな〜)」

でしょうか?
それとも本音に従って拒否しつつ、角を立てないように

「すみません、今日は用事があります。」

と答えるでしょうか?
(結果はともかく)後者の受け答えに反発を抱く人も多いと思います。
そして不思議な事に後者に反発を抱く人に上司や経営者ではなく、同じ残業を命じられ断れなかった人が多いのです。
断れなかった人の多くは
「はい、わかりました(残業なんてしたくないな〜)」
といって本音を出せなかった人です。

本音を出さない理由は色々あると思います。

ここで評価を落とすと昇進が・・・引いては家のローンや教育費が・・・・。
この上司や同僚には前にお世話になったから今日は付き合うか・・・。

様々な理由があると思います。
そしてもちろん、それらの理由を否定しません。
なぜならこの場合、結果は(つまり残業をしたかしなかったか)そこまで重要ではないのです。
自分の本音(潜在意識)を伝えられたかどうか、尊重できたかどうかが重要になってきます。

◆本音は出してこそ意味がある?

少し混乱してきたかもしれません。
まとめますと、自分が残業をしたくない事をはっきりと伝えた上で結果的に残業をしてしまうのはOKなのです。
もちろん残業したくて残業するのもOKです。

ダメなのが、残業したくないということを表現できずに(=潜在意識を蔑ろにして)残業してしまうのがダメなのです。

もう一つ例を出してみましょう。
あなたのご近所や友人と一緒に今度の夜、飲み会をするという話が出てきました。
そうこうしているうちにどんどん話がまとまっていって、具体的に日時が決まってお店が決まって行きました。
しかし貴方はどんよりとした気分で話を聞いていました。

なぜなら参加したくないからです!
確かに親しい友人や仲間です。しかしそこまでしつこく付き合いたくないし、夜の自分の時間くらいゆっくりしたい。
このような考えのせいで(もちろん一例ですが)参加することになかなか乗り気になれない。
むしろお昼とかを1時間程度一緒に食事するくらいではダメなのだろうか?

そんな感じでモヤモヤしているうちにとうとう運目の瞬間がやって来ます。

「で、○○(あなた)ももちろん来るよね?」

さぁ、どう答えますか?

「もちろん参加するよ(本当はしたくないけど)。」

ですか?
それとも(ある程度オブラートに包んで)

「ごめん。ちょっと用事があるんだ(本当はないけど)。」

と断りますか?

この場合、後者で答えても

「じゃあ、この日はどうかな?」

などといって参加することになるでしょう。
そしてここでも重要なのは、参加することになったかどうかではなく、自分の本音(=潜在意識)をちゃんと尊重して伝えられたかです。

◆本音を出す理由とは?

何故そうまでして潜在意識を、本音を出すことを重視するのでしょうか?
実は今までの例で一つだけ隠れているものがあります。
それが顕在意識です。

本音では断りたい、にもかかわらず

「はい、わかりました(残業なんてしたくないな〜)」

「もちろん参加するよ(本当はしたくないけど)。」

と答えさせたものの正体。それこそが顕在意識なのです。
(もっと言えばあなたの中に取り憑いた物で、"常識"や"世間体"であり、本来のあなたを歪めているものです)

本音を出さない(何らかの形で表現できない)ということは、本来のあなたである潜在意識が顕在意識によって押さえ込まれることを許可しているという状態です。

1度や2度ならまだしも、殆どの場合は上記の例のような事が日常で毎日繰り返されています。
つまり毎日潜在意識が抑えこまれている状態になってしまいます。

そして次第に顕在意識の決めた勝手な目標や行動を、"しなくてはいけない"と思うようになります。
"しなくてはいけない"と潜在意識にその状態について詳しく書いてあります。)
これは潜在意識を無視し続けたため、潜在意識の協力が全く得られなくなったためです。

潜在意識の協力が得られなくなったら、物事の達成は不可能になります。
これこそが本音を出さない最大のデメリットなのです。

◆本音を抑えこむことが一番の問題

本音を抑えこむ=本来の自分、潜在意識を抑えこむということが解っていただけたと思います。
一回一回は大したことがないと思うかもしれませんが、毎日の積み重ねによってあなたと潜在意識の対立は決定的なものになってしまいます。
それを避けるためにも、潜在意識=あなたの本音をもう少し尊重し、ほんの少しだけ前に出してみてはいかがでしょうか?

もしその時に言いそびれても、その事を抑えこんではいけません。
もし残業するはめになってしまったり、参加したくないことに参加することになっても"しなくてはいけない"のままでは更に悪循環です。
まずは「モチベーションとは何でしょう?」に書いたモチベーションの正しい作り方で、参加するモチベーションを作ってみてください。
そして、その後でも大丈夫です。オブラートに包んだり、あるいはそのままの本音を打ち明けてみてください。

あなたは潜在意識に対して、「あなたを大事にしています、尊重しています」というメッセージを送ることができます。
これを繰り返していくと、潜在意識はあなたを大きく助けてくれるようになるでしょう。