私にはできない?


人生や人間関係、職場や家庭で発生する無意識の否定、「私には出来ない」。
このことをもっと掘り下げてみましょう。

関連項目:アファメーションと潜在意識

◆私には出来ない?

「私には出来ない」と思ったことは無いでしょうか?
少なくとも1度以上はあるのではないかと思います。
私はしょっちゅう、ほとんど毎日この言葉が頭の中をよぎっています。
もし数をカウントできる万歩計のような機械があるのでしたら、ぜひ一度回数を数えてみたい気もします。
きっと恐ろしい回数がカウントされてしまうことでしょう。

「私には出来ない。」
「私には○○することは不可能だ。」
「私に●●は無理だ。」

大まかにこれらの言葉が頭をよぎっています。
もしくは、頭に浮かんでくる前に条件反射のように意識すること無く自分を否定していると思います。

例えば月曜日に会社に行く時に、とても嫌な気分になります。
その時にふと思うのです。
「会社に行きたくないな〜」・・・・と。

しかしこの「会社に行きたくないな〜」というのは、

「会社に行かずにお金を稼ぎたい」→「私には不可能だ、私には無理だ」→「会社に行くしかない」→「会社に行きたくないな〜」

というプロセスを経て創りだされたものなのです。
先ほどの「頭に浮かんでくる前に条件反射のように意識すること無く自分を否定していると思います。」というのはこのことなのです。

関連項目:言葉使いに気をつけよう

◆無意識の否定

このように無意識のうちに否定してしまっていることが多々あります。
無意識のうちに否定することは、顕在意識で否定することに比べて大きな問題があります。
それは、その否定はほんとうに正しいのか?ということを考える事が出来ない点です。

目の前に荷物の入った大きな袋があって、これを一回り小さなダンボールに詰めろといわれたとします。

ここで無意識に「そんなの出来ない」と応えてしまって話を終わらせてしまう事が有益でしょうか?
荷物の入った袋の中身が、クッション等でひと回り小さくても問題なく詰められるかもしれません。
そもそも、ダンボールは1つしか無いのでしょうか?

このようにたくさんの選択肢があるかもしれないのに、無意識の否定がそのすべてを摘み取ってしまいます。
無意識の否定が正しいという保証はどこにもありません。
もちろん間違っているという保証もありませんが、確実に言えることは無意識の否定で選択の幅が激減しているということです。
この子とに関してははっきりと保証できます。

 

◆空を飛んでみろ

また例え話で恐縮ですが、あなたの上司やご家族など(好きでも嫌いでも構いません。目上の方を想像してみてください)があるときあなたを呼んでこう言いました。

「空を飛んでみろ。」

どうでしょうか?ぜひ、あなたの職場や環境で、あるいは家庭であなたの伴侶や両親などから言われた場面を想像してみてください。
あなたはどんな反応をするでしょうか?

「そんな事できるわけがない!!」
「あなた頭は大丈夫なの?」
「それはどういう意味があるのか?」
「何故そんな事を言うのか?」

だいたいこんなところではないでしょうか?
皆様はどのような反応をしますか?

私の場合はどうも「目上の者」というものに良い感情を抱いていないようで、ほとんどが喧嘩腰のキツ目の反応ばかりでした。

上司が相手なら「このパワハラ上司め、次やったら録音しててやる」とか、「とうとうボケたか・・・」とかそんな感じの事を考えていました。
もし両親がこう言っても、起こって文句を言っていたでしょう。

◆私の場合(実は実際の体験でした)

じつは「空を飛んでみろ」というところは実際に上司が言った言葉だったりします。
もっと正確に書くと、

「△△君、ちょっと空を飛ん来てくれんか?」

です。
なんてことはありません、出張の依頼でした。
しかも業界が集まって新製品や技術紹介をする集まりへの参加ができる出張です。
前に私が興味を持っていたのを上司が汲んでくれたのです。

さて、ここまでで皆様はどう思われたでしょうか?

「な〜んだ、そんな事か。紛らわしい書き方しやがって!」
「お前性格悪すぎるぞ、良い上司じゃないか!」

このように思われたのではないかと思います。

その通りなんです!!

無意識の思い込みによって、私は上司の好意をこんなにも酷い評価を下して、否定しかかっていたのです。

今回は上司ということもあり、直ぐにきつい反応を返したりしなかった(出来なかった)ため、問題には至りませんでした。
しかし、これが同僚や家族だったどうでしょうか?
反射的に否定して、冷たい反応を返すということは十分考えられると思います。

◆もしこれがあなただったら

いかがでしょうか?
まだピンとこないでしょうか?

その場合、高い確率で無意識の否定をしている可能性があります。
でしたら、無意識の否定ということを覚えて見てください。
そして日常の人間関係の中で、もし相手の意見を否定した場合や、反射的に「あいつは●●なんだ」、「あいつはサボっているに違いない」と決めつけてしまっている時に無意識の否定を思い出してください。

きっと今までと違った方向に進むきっかけになると思います。