言葉遣いに気をつけよう


人生や人間関係、恋愛や結婚などに直結するかもしれない言葉使い。
他人に対しての言葉使いを意識している人は多いですが、自分に対しての言葉使いに気を使っている人はほとんどいません。
他人の言葉遣いでなく、自分に対しての言葉使いとは?

関連項目:私には出来ない?

◆丁寧な言葉使い

丁寧な言葉使いや口調で他人に対して接しているという方は多いのではないでしょうか?
実際に「私はなるべく他人に対しては厳しい口調で話すことにしている」という方は見た事が有りません。
ひょっとしたらいるのかもしれませんが・・・・・少なくとも公言している人はいないでしょう。

皆様はいかがでしょうか?
きっとほとんどの方が、他人に対して丁寧な口調を心がけていることが多いと思います。
無用なトラブルを避けるためにも、そして何より良い印象を与えるためにも必要なことだと思います。
余程のことがない限りは自分なりの丁寧な言葉使いで接して日常を過ごしているのではないかと思います。

丁寧な言葉使いは、他人に良い印象を与えます。
あなたが道を歩いている時に、見知らぬ人が話しかけてきたとします。
どうやらこの辺りに来たのが初めてのようで、あなたに道を訪ねてきたようです。
この時に、

「おいソコのお前、●×ビルにはどういけばいいんだ?」

「すみません、●×ビルにはどういけばいいのでしょうか?」

このように聞かれた時、あなたはどんな気分になるでしょうか?
あなたは●×ビルの場所を知っていて、一言二言でその場所を示すことができます。

 

◆丁寧な言葉使いの性質

先ほどの質問はほとんどの方が同じ答えをするのではないでしょうか?
私の場合ですが、

「おいソコのお前、●×ビルにはどういけばいいんだ?」

        ↓↓
はっきり言ってこいつは何を考えているんだ?
迷子の状態でここまで偉そうにできるなんてどういう教育を受けてきたんだ?
なんでこんなヤツが私に話しかけてきてるんだろう・・・?

・・・と心のなかで悪態をつくでしょう。
しかし小心者の私はそれでも案内してしまうか、もしくはよほど腹が立っていても「ちょっとわかりませんね〜」と答えるのが関の山でしょう。

しかしそのあと、一日中この嫌な"事件"のことを思い出してはイライラして、「ひょっとしたらまた話しかけられるかもしれない。」とやきもきしながら一日を過ごしているでしょう。
乱暴な言葉使い、相手を考えない言葉使いの影響は思った以上に被害を与える場合があります。
(あくまで自分の場合です。しかし、このように深刻に受け取ってしまう人がいる可能性があることは確かなのです。)

「すみません、●×ビルにはどういけばいいのでしょうか?」

おそらく自分も含めて殆どの人が、「ああ、これが普通だ」と感じるのではないでしょうか?
ひょっとして道をよく聞かれる人とかだったら、「いつもの事か。」と思うことでしょう。
私も普通に道を聞かれただけなので、普通に対応すると思います。
そして、「よし、今日も良い事したな」と考えて、少しだけいい気分に浸って一日を過ごすかもしれません。
(もっと短い時間かもしれませんが、決して悪い気はしないと思います。)

いかがでしょうか?
丁寧な言葉使いと、乱暴な言葉遣い。かなり性質が異なることを改めてお分かりいただけたのではないでしょうか?

もちろん大半の方は、このくらい知っておられると思います。

「当たり前だ!」
「この管理人、今さら何を書いているんだ!!」
「バカにしてるのか?」

もちろんそんなつもりはありません。
しかし、言葉使いの性質というものをここで改めてはっきりと書いておく必要があるのです。

◆言葉を向ける対象は?

ではここから本題になります。
丁寧な言葉使いにしても、乱暴な言葉遣いにしても、言葉というものは伝えるべき対象が必要です。
言葉というものはその内容によって、対象に情報を与えリアクションを引き起こすものです。

丁寧な言葉使いにしても、乱暴な言葉遣いにしても、それを受け取るべき対象が必ず存在します。

1:自分から相手に

おそらく一番多く考えることがあるパターンでは無いでしょうか?
こちらに関しては丁寧な言葉使いを心がけておられる方が多いのではないかと思います。
丁寧ではないにしても、相手に不快感を与えないのでしたら十分でしょう。

2:他人から自分に

次によく考える事になると思われるのがこちらです。
相手から自分に対して向けられた言葉に対してです。
先程の例の通り他人から自分に向けて発せられた言葉というものは、自分に対してとても大きな影響を与えます。
そして最も特徴的なのは、「相手は大した労力を使わずに自分を不快に/気分良くしている事」です。
先ほどの例で出した道を尋ねる際に乱暴な言葉づかいをした人も、その乱暴な言葉を口から出すのに苦労したと思いますか?

そうです。乱暴な言葉遣いというものは、出している本人にとっては全く労力や良心の呵責というものがありません。
本当に呼吸するかのようにごくごく自然に相手の気分を傷つけて、自分は何事も無く平然と出来るものなのです。

逆に常に丁寧で相手のことを考えている人は、まるで磁石のようにそれだけで人を引き寄せて慕われるのです。
磁石が何もしなくても金属を引きつけるように、どんどん人やその好意を引き寄せます。

3:自分から自分へ

このパターンこそが最もここで大切なことで、ぜひともお伝えしたいことです。

今までのパターンや例を見ると必ず相手が、他の人間がいました。
おそらくですが、あなたもここを見た時に

「私は言葉使いに気をつけているな。私は多分大丈夫。」

と考えられたのではないでしょうか?

無意識のうちに、「言葉使い」と聞いて自分以外の他人が存在していると思い込んでいます。
言葉は自分以外に届くものではありません。
他人に届く以前に、自分がまず受け取るものです。

たとえ他人がいる状況でも、自分自身も確実にその言葉を受け取って影響を受けています。
丁寧に応えて、気持ちの良い対応を心がけている人は知らず知らずのうちにその影響を自分自身で受けています。

言葉というものは(たとえ口から出さなくても)常に自分自身に影響を与え続けているものなのです。

関連項目:思い込みを捨てよう!

◆だからこそ"自分に対して"丁寧な言葉使いを

だからこそ、丁寧な言葉使いを自分自身に対してする必要があるのです。
自分に対して乱暴な言葉遣いを続けていると、悪い思い込みが発生してあなたの日常や人生に悪影響を与えます。

たとえば、「私にこんなことができるはずがない!」「お前(自分)なんかがお金持ちになるなんてありえない!!」などです。

これを自分が他人に言う所を想像してみてください。
あなたが身近な人に対して

「お前がこんな事できるはずがない!!」

「お前なんかがお金持ちになるなんてありえない!!」

どうでしょう?
とても非常識に感じたのではないでしょうか?
小心者の私ではとても他人に対してこんなことは言えないでしょう。

しかし、自分に対してならこんな私でもどんどん乱暴な口調でいうことができます。
そしてほとんどの方が自分自身への乱暴な口調に関しては無関心で、それどころか一切の制限をかけずにどんどん乱暴な口調を許している状態です。

◆この機会に是ぜひ

この機会にぜひともあなた自身に対する乱暴な口調を、少しずつ直して見ませんか?
丁寧な口調を受け続けると、最初の方に上げた例の通り良い気分で一日を過ごし続けることができます。

あなたの言葉を一番最初に聞くことができるのはあなた自身です。
きっと出来るはずです。