自分をどう思っていますか?

 

人生や人間関係、恋愛や結婚などに直接影響を与えている「自分自身のイメージ」。
しかし、「自分自身のイメージ」を正しく理解している方は少ないです。
正しい「自分自身」の定義とは?

関連項目:言葉使いに気をつけよう

◆自分をどう思っていますか?
占いや自己啓発、もしくは就職活動や転職活動に婚活や果てはクイズなどでこのような言葉を目にすることがあると思います。
自分をどう思っているか?
これを聞かれた時に、「どちらかと言えば自分が好きだ」と答える方が多いのではないでしょうか?
ちなみに私の周りでは自信無さげに答えた方2割、まともに取り合わずに冗談で応じた悪友8割といったところでした。
自分を好きだと肯定することはとても大切なことです。
自分を嫌っていては、一体誰があなたの手となり足となり行動するのかわからなくなります。

関連項目:潜在意識と対立した時の対処法

今回の記事で紹介する「自分をどう思っているか?」という質問は、もう少し踏み込んだ内容です。
すなわち、好き嫌いの原因になっている物について考えてみます。

 

◆自分のルール

自分をどう思っているかというのは、言ってみれば自分をどういうイメージで頭の中で描いているか、ということです。
自分の理想とする自分をどう描いているか、ということとは少し異なります。

「私はこうなりたい」
「私はこうあるべきだ」
「私は毎日●時間、△△の資格勉強をするべきだ」
「私は余計な娯楽をせずに一生懸命働くべきだ」
「私は不平を言わずに社会人として生きていくべきだ」

というものとは異なります。
言ってみれば、「自分はこういう時こうするのだ」と自分を規定しているイメージのことです。
つまり、

「私は水泳は得意だが、テニスだけは全くダメだ」
「私は料理が苦手で全く出来ない」
「私は運転がダメで必ずぶつけたり事故を起こす」
「私はどうしてもさぼり癖が抜けない」
「私は文字を多く見ると眠くなる」

といった感じでのもので、「思い込み」といってもいいものです。
これらは今までのあなたの人生から作られたものです。

例えば、「私は水泳は得意だが、テニスだけは全くダメだ」を見てみましょう。
一見、有りそうな話しに見えます。
しかしよく考えてみてください。水泳が得意なほど運動に長けている人がなぜテニスがダメなのでしょうか?
別にウィンブルドンを制するほどのレベルを求めているわけではありません。
むしろ水泳が出来る人はテニスが出来ないと言う法則の方が不自然です。

「私は料理が苦手で全く出来ない」
こちらも見てみましょう。
私も料理は下手な方ですが、それでも最低限の自炊はできております。
こんな私から言わせて頂きますと、料理というのはある程度の技術までは誰でも取得できるものです。
お金を取るレベルの技術となると長期間の修行と熟練、時にはある種の才覚が必要かもしれません。
もちろんこの場ではそのようなレベルは求めてはいませんし、求められることのほうが稀ではないでしょうか?

そして、私自身はと言いますと、やはり低い評価しか与えられませんでした。
お世辞にも仕事に関しての能力が低い私は、有能な先輩や同僚の様になりたいと思いつつも自分では不可能だと思っていました。

「私にはこの仕事は出来ない」
「私にはこの業務の改善はできない」
「この担当は無理だ」
「こんな業種私には無理だ」

このようなルールをいつの間にか自分で作っていました。

関連項目:思い込みを捨てよう

◆自分のルールを守ろうとする自分

このようなルールを気が付かないうちに築きあげて行って、そして気が付かないうちに守ろうとします。
ルールを改正できそうな情況があっても全力でそのルールを守るために、改正できそうな情況を拒否します。
先程の例で見てみましょう。

「私は水泳は得意だが、テニスだけは全くダメだ」
「私は料理が苦手で全く出来ない」
「私は運転がダメで必ずぶつけたり事故を起こす」
「私はどうしてもさぼり癖が抜けない」
「私は文字を多く見ると眠くなる」

これらを言っている人にそれぞれ次のように勧めてみたらどういう反応をするでしょうか?

「ちょっとテニスをやってみようよ!」
「料理をやってみよう」
「隣に乗ってサポートするから運転してみなよ」
「ちょっとずつサボる時間を短くしよう」
「この本ちょっと長いけどオススメだよ」

ほとんど間違いなく、「私には無理だ、遠慮しておくよ」という答えが返ってくるでしょう。

今度は逆に、あなたが上記の「勧め」を問いかけられている所を考えてみてください。
あなたは「私は水泳は得意だが、テニスだけは全くダメだ」などの発言をした後、逆にそれを勧められている情況です。
私の場合は運動全般が苦手なので、「今度の日曜日に一緒に事務に行ってみないか?」と聞かれた所をイメージしました。
もちろん私は、「私は運動が苦手なんだ、遠慮しておくよ」と答えました。間髪入れずに・・・。

運動が苦手というルールはいつ作られてしまったのか、今となっては私にはわかりません。
しかし記憶をたどる限りでは既にそのルールにそって運動を避けている自分が有りました。

運動に関してはわかりませんでしたが、かつて改正することに成功した「料理」に関しては覚えています。
あるとき、家族の食事を作ることになりましたが少し失敗して見栄えの悪いものになりました。
もちろん喜んで食べてくれましたが、私は失敗作を食べさせてしまったとい思いが強かったようです。
こうして失敗作を食べさせたくない、と言う考えが料理から私を遠ざけていました。

しかし一人暮らしをするようになった時、食べるのは自分一人なのでそのような考えが無くなりました。
金銭的に自炊せざるを得ないという事も大きかったです。
自炊するようになると、食べるのが自分一人ということもありどんどん料理に関する苦手意識がなくなりました。
こうして料理に関するルールを改正することが出来たのです。

 

◆自分のルールを守ろうとする自分2

このように、自分の今までの経験から作ってしまったルールは自分でも気が付かないうちに自分を規制して行動を狭めてしまっています。
上記の例では、環境がたまたま私のルールの一つを変えてくれたに過ぎません。
このようなルールの多くは人生にとってマイナスとなることが多いです。

◆ルールを改正するには?

ルールを改正するには、まずルールを発見しないといけません。
発見と言いましても実は潜在意識に組み込まれており、無意識のうちに実行してしまっています。

つまり「既にそこにあるのに見えない情況」ということになっています。
ですのでルールを発見するのではなく「認識する」事が重要になっています。

多くの方がルールをルールと思わずに生活しています。
私の場合は、

「私にはこの仕事は出来ない」
「私にはこの業務の改善はできない」
「この担当は無理だ」
「こんな業種私には無理だ」

これらをルールと思わずに反射的に判断して、その判断を疑うこと無く採用していました。

「そのルールは正しいのか?どうやって作られた?」

こんなこと全く考えませんでした。

しかしある時、催眠療法を経験しルールというものを認識して考えなおしたところこれらが思い込みによって作られていることがわかりました。
当たり前と思っている判断が、実は思い込みによる根拠のないものということが判明したのです。
1度疑うことを覚えた私は多くのルールを改正することに成功しました。
コツを覚えるとどんどん改正することができます。

◆ルールを書きだそう!

ではルールを書きだしていくにはどうすればいいか?
実はとても簡単なのです!

・あなたの日常生活で、「〜出来ない」と思ったことを幾つかメモする
・その内の一つについて、「なぜそう思うのか?」「根拠は?」と問いかけて理由を書き出す
・それが過去の体験に基づくものなら、「今からの経験」で上書きできる=改正が可能

という流れです。
(複数を一度に改正しようとすると失敗するので、はじめは1つに絞ったほうがいいと思います。)

私の場合ですと、

・会社での業務について新しいことを任されるらしいがそれが憂鬱だ。私には無理だ。
・以前新しいことを任されたが失敗して、散々な評価をもらった。
自分主導の新しい業務など私には無理なんだ。もうあんな目に遭いたくない。
・よく考えたらこれらは過去の経験だ。失敗した業務と、これからの業務は違うし、環境(人員など)も違う。
何より白紙の状態ではなく、失敗とはいえ知識も経験もある
=成功するかもしれない。少なくとも以前よりは確率が上がる

という感じでルールを変えることが出来ました。
結果的に新しい業務はまずまずの成功を収めましたが、期間が来て予定通り解散しました。
とはいえ新しい業務に対する恐怖を克服できた、ルール改正に自分から挑んで成功した初めての事例でした。

◆さぁ!ルールを書きだそう。

このように少しだけ書き出すだけで、新しい自分の1面を見ることができます。
もし、人間関係や人生が上手くいっていないならルールが上手く機能せずあなたを規制しているのかもしれません。

今すぐに試せとは決して言いません。
しかし頭の片隅において、解決方法の一つとしてぜひご記憶ください。
きっとお役に立てると思います。